カバーイラスト:©️2009-2012 富安健一郎
小川一水の長編SF「天冥の標」の消信戦争(シグナレス・ウォー)以前、つまり2巻~6巻中盤で描かれる未来史を年表にしました。
「表立って語られなかった作品世界のバックボーンの整理」を目的に作ったので、ストーリーを振り返るには不向きかもしれません。歴史の教科書に載ってる年表のようなものを目指したので、6巻の巻末の年表との差別化は出来ている…と思います。
基本的には巻末年表をかなりダイエットさせて、いくつか事項を追加した形になります。個人的に重要だと思う出来事は赤字にしてあります。
世紀 | 年代 | 出来事 | 出典 | |
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21世紀 | 2015 | 地球で冥王斑パンデミック発生 | 第二巻の舞台 | |
2020~ | 人口増加、食糧不足、環境破壊が深刻化 | |||
2049 | CPC(包括的人口制御)が機能し始める | |||
2051 | 基本的環境破壊抑制合意、批准 SCS(カロリー自決装置)市販開始 |
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国家ブロック単位での宇宙開発が進む 環境破壊技術、各種自己展開技術の規制強化 |
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2080 | 商業運転核融合炉一号炉が月面で営業開始 | |||
22世紀 | 2100 | 火星定住開始 救世群、月面のキュンティア基地へ |
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2100 | ノイジーラント開闢 | |||
2130 | 技術的規制強化に伴い、企業・研究者が星外進出 MHC(火星可住化委員会)設立 |
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黒色中原人民帝国、イスラム巡礼艦隊、パナストロ等多様な共同体出現 | ||||
2145 | 軌道エレベーター完成 | |||
2150 | 食料自給ブーム MHCが白の革命計画を始める |
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2189 | 火星でレッドリート優占発生 白の革命計画の失敗 |
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環境管理体制が強化され、火星への人口移入が鈍化 | 独自考察 | |||
23世紀 | 2200 | CPC体制解除 ノイジーラント、酸素いらず化を開始 |
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2222 | クアッド・ツー(2222年第三次拡張ジュネーヴ条約)成立 ロイズ非分極保険社団設立 |
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2230 | セナ―セー級強襲砲艦設計 | |||
2249 | 地球保護戦争開戦 | |||
2253 | 地球保護戦争終結、国連解体 | |||
2260~ | 戦争後の混乱にまぎれ、多くの小惑星国家が独立 | 6巻②p84-85 | ||
ロボット企業MHD(マツダ・ヒューマノイド・デバイシス)設立 | 5巻p407 | |||
24世紀 | 2310 | ドロテア事件 | 第三巻の舞台 | |
2311 | ノイジーラントが救世群を後見 | |||
ジニ号計画スタート | ||||
2313 | 倫理兵器、ハニカム襲撃 | 第四巻の舞台 | ||
2335頃 | 海賊戦争終結 | 5巻p136 | ||
MHD、艦隊化ヒューマノイドを発売 ミールストームの台頭 |
5巻p137-138 | |||
2349 | ヴォルガ号事件 パラスでアケボシの栽培に成功 |
第五巻の舞台 | ||
25世紀 | 小惑星帯の独立国家の大半が艦隊化ヒューマノイドを採用 ロボット市場の7割以上のシェアをMHDが独占 |
6巻①p132-133 | ||
26世紀 | 2502 | クアッド・ツーのアップデート会議「Q2UA」開催。救世群が参加 消信戦争開戦 |
第六巻の舞台 |
※「出典」に特に何も書かれてない事項の出典は6巻巻末の年表です。
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2023/2/22追記:
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