ひつじ図書館

本と映画の感想ブログです。SFおおめ、恋愛すくなめ。

SF

「アイの物語」(山本弘) 読書リレー#19

本をリレー形式に繋げて紹介する企画「読書リレー」。第19回の今回は、アンドロイドが語る千一夜物語「アイの物語」(山本弘)です。 前回の「The Book」(乙一)の記事はこちら www.bookreview-of-sheep.com 「アイの物語」あらすじ 七つの物語 「うまい」仕組…

ゴリ押しコンゲームと作り込まれた世界観 「量子魔術師」(デレク・クンスケン)感想

作品情報 「量子魔術師」(原題:The Quantum Magician)はカナダ人作家デレク・クンスケンの2018年の作品。日本語版は2019年に金子司訳で早川書房から出版されました。「テクノロジーは、我々を肉体さえ、根本的に変える。クンスケンはそれを見事に示した。…

「量子魔術師」設定解説

「量子魔術師」(デレク・クンスケン)の設定を解説する記事です。読み終わったけど、もうちょっと掘り下げたいという人向けに「世界観」「国家」「地理」「種族」の4つに分けて解説していきます。 そもそも「量子魔術師」ってなんぞやという方はこちらへど…

「宇宙【そら】へ」(メアリ・ロビネット・コワル)

差別やトラウマと闘いながら、主人公が女性宇宙飛行士を目指す「宇宙【そら】へ」(メアリ・ロビネット・コワル)。読んだ感想をまとめました。 宇宙【そら】へ あらすじ 「ガラスの天井」 差別する側、される側 「吐き気」への恐怖 その他雑多な感想 続編で…

宇宙における愛の意味とは 三体Ⅲ 死神永生(劉慈欣)

今更な気もしますが、「三体Ⅲ 死神永生」を読んで思ったことを備忘録代わりにまとめておきます。ネタバレメガ盛りです。ご注意ください。 「藍色空間」 の活躍 「エディプスの恋人」 「愛」は敗北したのか? 「2001年宇宙の旅」 「藍色空間」 の活躍 「死神…

読書リレー#12 「時をかける少女」(筒井康隆)

「時をかける少女」あらすじ 放課後の理科実験室に現れた謎の人影。芳山和子はその正体を突き止めようとしたが、割れた実験器具から漂うラベンダーの香りを嗅いで気を失ってしまう。目を覚ますとそこは保健室。貧血と診断されて和子は家に帰った。 次の日か…

読書リレー#11 「ひとめあなたに…」(新井素子)

煮込んでしまえば形もなくなる もうすぐ出来上がり。

読書リレー#5 「偽りのない事実、偽りのない気持ち」テッド・チャン

「ぼくらの言語は、あなたの言語で”真実”にあたる単語がふたつある。」

読書リレー#4 「忘却のワクチン」早瀬耕

「過去に誰かを好きだったことを忘れてしまった人と、つらい思い出を抱えたままの人の二択だとしたら、どっちの人を選びますか?」

読書リレー#3 「タイタン」野﨑まど

私は上司の教えに従って言った。「良い仕事をしたじゃない。」

大友克洋「MEMORIES」あらすじと感想

「MEMORIES」(1995)は、「AKIRA」の大友克洋が贈るオムニバス形式のアニメ映画。宇宙の漂流船を舞台にした「彼女の想いで」、ブラックなドタバタ劇「最臭兵器」、「ラピュタ」のようなスチームパンクの世界を描いた「大砲の街」の3話からなる。 彼女の想い…

劉慈欣「球状閃電」 ネタバレあらすじ

邦訳未出版の劉慈欣「球状閃電」のネタバレあらすじです。私の英語力が及ばず勘違いしている部分もあるかもしれないのでその点はご了承ください。 ネタバレなしの記事はこちらから↓ www.bookreview-of-sheep.com 研究者たち 球電の秘密 軍事転用へ 核融合 そ…

文字の壁 筒井康隆「虚航船団」

講義の書き起こしの読みにくさは異常。

Book Review - Ball Lightning (Cixin Liu)

Book review by Japanese college student .

デジタル時代の2つの「正しさ」 テッド・チャン「偽りのない事実、偽りのない気持ち」

「われわれは、造作なく本を読めるようになると同時に、知的サイボーグになる。その結果は深遠だ。」

21世紀の若者はSFに夢を見るか? 後編

1999年生まれの大学生が、自分のSF観を語るだけです。

21世紀の若者はSFに夢を見るか? 前編

1999年生まれの筆者が自分のSF観を語るだけです。

「天冥の標」記事まとめ 前半

「天冥の標」第一巻~第五巻までの記事のまとめ

天冥の標 消信戦争以前の年表

「天冥の標」の2巻~6巻中盤で描かれる未来史の年表

銀河英雄伝説日記まとめ

大学生が読む「銀河英雄伝説」記事まとめ

「球状閃電(英訳版)」(劉慈欣)あらすじと解説

「三体」シリーズの前日譚「球状閃電」(劉慈欣)のあらすじ(ネタバレなし)と感想です。謎の現象「球電」の正体とは、そして球電兵器を手に入れた人類はどこに向かうのか?邦訳が出ていないので、骨折って読んだ英訳版をもとに紹介します。 「球状閃電」あ…

愛は地球を救ったのか?—劉慈欣「三体Ⅱ 黒暗森林」考察

最終更新:2021/04/22 劉慈欣の「三体」シリーズの二作目「黒暗森林」の考察記事です。ネタバレを含みます(更新の際に字数が激増したので記事を二つに分けました)。 「三体Ⅱ 黒暗森林」あらすじ 「三体Ⅱ 黒暗森林」考察 不幸な主人公たち 愛は地球を救う?…

仕事をしてない人類が、仕事をしているAIと、仕事の意味を考える:野﨑まど「タイタン」

野﨑まど「タイタン」あらすじと感想

銀河英雄伝説日記⑩落日篇—英雄の時代の終わり

”政治は、それを蔑視した者にたいして、かならず復讐するのだ。”

銀河英雄伝説日記⑨回天篇—未来への遺産

「死ぬにあたって、幼い子供を託しえるような友人をもつことがかなえば、人生最大の幸福だ」

山本弘「輝きの七日間」—SF寓話

「これはSFではありません。地球が直面している本物の危機なのです。」

銀河英雄伝説日記⑧乱離篇—残酷な真実

「人間は主義だの思想だののためには戦わないんだよ!主義や思想を体現した人のために戦うんだ。」

銀河英雄伝説日記⑦怒濤篇 —少し足踏み?

「健康と美容のために、食後に一杯の紅茶」

銀河英雄伝説日記⑥飛翔篇—年金よさらば

「けっこうな論理ですな。国家が個人を売るのはよいが、その逆は許されないとおっしゃる」

銀河英雄伝説日記⑤風雲篇 —究極の政体論争

「人民を害する権利は、人民自身にしかないからです。」