海外作品
あらすじ 主人公は気弱でうだつが上がらない服屋、ペデル。頼りなさの権化のような彼だが、タイトルにもなっている「聖衣」こと「フラショナル・スーツ」を着ると、魅力的で人を惹きつけてやまない人間になり、女性を口説くのもビジネスで成功するのも思いの…
2021年に公開され、2億ドル超の興行収入をあげたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE/砂の惑星」。2023年秋には、続編「DUNE/砂の惑星 part2」の公開が予定されており、予告映像が先日解禁されました。さらには原作小説である「DUNE」の新訳も出版されるなど…
こんにちは、午前0時から4時まで「球状閃電」を読んでいたsheep2015です。今回は、劉慈欣による「三体」の前日譚的長編「三体0 球状閃電」について書いていきます。 コロナと球電 史強と石剣 球電と原爆 作中における球電の正体について
こんにちは、sheep2015です。今回は、中国の短編SFを集めた「月の光 現代中国SFアンソロジー」を紹介します。
こんにちは、9日間の山籠もりから帰ってきたsheep2015です。今回は、山中で読んでいたレイ・ブラッドベリの短編集「刺青の男」を紹介します。
こんにちは、久々の対面試験の到来に戦々恐々としているsheep2015です。今回は「sheep2015と海外SFとの遭遇」についてです。 sheep2015が2022年の4月までに読んだ著名な海外SFについて、読んだ順に「どのようにその作品と出会ったのか」を語ります。最近の若…
こんにちは、オンライン授業中に単位を荒稼ぎしたsheep2015です。今回は20世紀のアメリカ出身の小説家カート・ヴォネガット・ジュニアの作品に関する思い出話をしていきたいと思います。
こんにちは、久しぶりに図書館で本を借りたsheep2015です。今回は、「星が消える」というインパクト大な設定と、取っつきやすさが魅力の長編SF「宇宙消失」(グレッグ・イーガン、1992)を紹介します。
デニス・E・テイラーのSFシリーズ「われらはレギオン」の4作目、「われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界」の紹介&感想です。「リングワールド」みたいで、とても面白かったです。
「名はレギオン。大勢だから」 マルコによる福音書、第五章。イエスの前に現れた悪霊に取りつかれた男は、名を尋ねられてこう答える。 我らが主人公、ボブも大勢いる。もとは1人だった。1人のSFオタクだった。そして増えた。複製人(レプリカント)となって…
「The Quantum War」はデレク・クンスケンの「Quantum Evolution」シリーズの三作目。シリーズ一作目「The Quantum Magician」は「量子魔術師」として日本語にも翻訳されています。
あまりにもこわいシーンで、ピシャリ!と本を閉じてしまったことはありますか?私はあります。閉じたのは、小学生の時に読んだファンタジー作品「デルトラ・クエスト」(エミリー・ロッダ)でした。
「ハリー・ポッター」シリーズを読んで育った世代が思い出を語る記事です。ネタバレありなので注意。
本をリレー形式で繋げて紹介する「読書リレー」企画。第23回の今回は、孤独な少年魔術師が権力と良心の間を揺れ動く物語「バーティミアス」(ジョナサン・ストラウド)を紹介します。
こんにちは、sheep2015です。今回は、スティーブン・キング*1が贈る闇の「歩く大会」、「死のロングウォーク」(1979)を紹介します。 *1:本作は「リチャード・バックマン」名義で発表している
リレー形式で小説を繋げて紹介していく企画、「読書リレー」。第22回の今回は、「ゲド戦記」シリーズ第一作「影との戦い」(ル=グウィン)を紹介していきます。
本をリレー形式で繋げて紹介する「読書リレー」企画。第21回の今回は、さえない本好きの少年が本の中で冒険する物語「はてしない物語」(ミヒャエル・エンデ)を紹介します。
「量子魔術師」(原題:The Quantum Magician)はデレク・クンスケンの2018年の作品。ワームホールを巡って「オーシャンズ」さながらのチームが活躍する、SFの「ミッションインポッシブル」です。
「The Quantum Garden」(デレク・クンスケン,2019年)は、「量子魔術師」(The Quantum Magician)の直接の続編。
sheep2015です。「量子魔術師」(デレク・クンスケン)を読み終わったけど、もうちょっと掘り下げたいという人向けに「世界観」「種族」「国家」「地理」の4つについて解説していきます。ネタバレ全開です。
差別やトラウマと闘いながら、主人公が女性宇宙飛行士を目指す「宇宙【そら】へ」(メアリ・ロビネット・コワル)。読んだ感想をまとめました。 宇宙【そら】へ あらすじ 「ガラスの天井」 差別する側、される側 「吐き気」への恐怖 その他雑多な感想 続編で…
今更な気もしますが、「三体Ⅲ 死神永生」を読んで思ったことを備忘録代わりにまとめておきます。ネタバレメガ盛りです。ご注意ください。 「藍色空間」 の活躍 「エディプスの恋人」 「愛」は敗北したのか? 「2001年宇宙の旅」 「藍色空間」 の活躍 「死神…
「怒りを歌え、女神よ、ペレウスの子アキレウスの。」
「ぼくらの言語は、あなたの言語で”真実”にあたる単語がふたつある。」
!この記事は重大なネタバレを含みます! 今回扱うのは、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」。ミステリーの巨匠が生んだ名作は、果たして結末を知っていても楽しめるのか、検証してみました。 あらすじ 感想:ネタバレをものともしない名作 答…
「小説の中にある小説」を巡って起こる事件を、主人公たちが追う。そんなマトリョーシカのようなミステリー「カササギ殺人事件」(2018、アンソニー・ホロヴィッツ、山本蘭 訳)を紹介します。 あらすじ 「カササギ殺人事件」感想 業界の裏話 王道の魅力とち…
Book review by Japanese college student .
「われわれは、造作なく本を読めるようになると同時に、知的サイボーグになる。その結果は深遠だ。」
「三体」シリーズの前日譚「球状閃電」(劉慈欣)のあらすじ(ネタバレなし)と感想です。謎の現象「球電」の正体とは?そして球電兵器がもたらす未来とは? 邦訳が出ていないので、骨折って読んだ英訳版をもとに紹介します。 2022/12/21追記: 祝、「三体0 …
最終更新:2021/04/22 劉慈欣の「三体」シリーズの二作目「黒暗森林」の考察記事です。ネタバレを含みます(更新の際に字数が激増したので記事を二つに分けました)。 「三体Ⅱ 黒暗森林」あらすじ 「三体Ⅱ 黒暗森林」考察 不幸な主人公たち 愛は地球を救う?…