ひつじ図書協会

SFメインの読書ブログ。よく横道にそれます

SF小説

読書リレー#12 「時をかける少女」(筒井康隆)

「時をかける少女」あらすじ 放課後の理科実験室に現れた謎の人影。芳山和子はその正体を突き止めようとしたが、割れた実験器具から漂うラベンダーの香りを嗅いで気を失ってしまう。目を覚ますとそこは保健室。貧血と診断されて和子は家に帰った。 次の日か…

読書リレー#11 「ひとめあなたに…」(新井素子)

煮込んでしまえば形もなくなる もうすぐ出来上がり。

読書リレー#5 「偽りのない事実、偽りのない気持ち」テッド・チャン

「ぼくらの言語は、あなたの言語で”真実”にあたる単語がふたつある。」

読書リレー#4 「忘却のワクチン」早瀬耕

「過去に誰かを好きだったことを忘れてしまった人と、つらい思い出を抱えたままの人の二択だとしたら、どっちの人を選びますか?」

読書リレー#3 「タイタン」野﨑まど

私は上司の教えに従って言った。「良い仕事をしたじゃない。」

大友克洋「MEMORIES」あらすじと感想

「MEMORIES」(1995)は、「AKIRA」の大友克洋が贈るオムニバス形式のアニメ映画。宇宙の漂流船を舞台にした「彼女の想いで」、ブラックなドタバタ劇「最臭兵器」、「ラピュタ」のようなスチームパンクの世界を描いた「大砲の街」の3話からなる。 彼女の想い…

文字の壁 筒井康隆「虚航船団」

講義の書き起こしの読みにくさは異常。

Book Review - Ball Lightning (Cixin Liu)

Book review by Japanese college student .

デジタル時代の2つの「正しさ」 テッド・チャン「偽りのない事実、偽りのない気持ち」

「われわれは、造作なく本を読めるようになると同時に、知的サイボーグになる。その結果は深遠だ。」

21世紀の若者はSFに夢を見るか? 後編

1999年生まれの大学生が、自分のSF観を語るだけです。

21世紀の若者はSFに夢を見るか? 前編

1999年生まれの筆者が自分のSF観を語るだけです。

「球状閃電(英訳版)」(劉慈欣)あらすじと解説

「三体」シリーズの前日譚「球状閃電」(劉慈欣)のあらすじ(ネタバレなし)と感想です。謎の現象「球電」の正体とは?そして球電兵器がもたらす未来とは? 邦訳が出ていないので、骨折って読んだ英訳版をもとに紹介します。 2022/12/21追記: 祝、「三体0 …

愛は地球を救ったのか?—劉慈欣「三体Ⅱ 黒暗森林」考察

最終更新:2021/04/22 劉慈欣の「三体」シリーズの二作目「黒暗森林」の考察記事です。ネタバレを含みます(更新の際に字数が激増したので記事を二つに分けました)。 「三体Ⅱ 黒暗森林」あらすじ 「三体Ⅱ 黒暗森林」考察 不幸な主人公たち 愛は地球を救う?…

仕事をしてない人類が、仕事をしているAIと、仕事の意味を考える:野﨑まど「タイタン」

SF

野﨑まど「タイタン」あらすじと感想

SF・寓話・アルジャーノン 山本弘「輝きの七日間」

SF

「これはSFではありません。地球が直面している本物の危機なのです。」

天冥の標Ⅰメニー・メニー・シープ

「天冥の標Ⅰメニー・メニー・シープ 」ストーリーと解説

記録と記憶とオンライン授業 早瀬耕「忘却のワクチン」

情報科学の授業で提出したレポートのリメイク記事です。

学問の復興 「旅のラゴス」(筒井康隆)

「旅のラゴス」の感想と解説記事です。勉強が嫌になってしまった時にどうぞ。

「天冥の標Ⅱ 救世群」 感染症ディストピア小説

「私をお恨みなさい。どうか、人間を恨むことのないように。」

どこまで人を変えていいのか? 伊藤計劃「ハーモニー」

伊藤計劃「ハーモニー」のあらすじ、感想。漫画版「風の谷のナウシカ」とすこし共通しているところがある。

人類見せ場なし—劉慈欣「三体Ⅱ 黒暗森林」あらすじ

劉慈欣「三体Ⅱ 黒暗森林」のあらすじ

引きこもるor外に出る 小川一水「青い星まで飛んでいけ」

ちなみに私は引きこもり派。

戦場と日常 伊藤計劃『虐殺器官』感想

SF

伊藤計劃「虐殺器官」の感想。MGSはいいぞ。

羊無き異色の一冊 小川一水「天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち」

「ショットガンエロとスナイプエロ」

合格発表前にどうぞ。 筒井康隆『七瀬ふたたび』

個人的には受験生だった時を思い出させる一作。